喉頭ガン治療に関する本
喉頭ガンの症状
ガンの発生部位により最初の症状は異なります。
最も多い声門ガンでは、ほぼすべての方に嗄声
(させい:声がれ)がみられます。
この嗄声は雑音の入った、ざらざらした、かたい声です。
1ヶ月以上嗄声が持続する場合は、早急に専門医を
受診することが大切です。
ガンが進行すると嗄声はさらにひどくなり、声門が
狭くなって息苦しいなどの呼吸困難症状があらわれ
てきます。同時に痰に血液が混じることもあります。
声門上がんの初発症状は、食物を飲み込んだ時の痛
み、いがらっぽさ、異物感などです。また、次第に
耳に放散する痛みが出現してきます。
ガンが進行して声帯に拡がると嗄声が出現し、さら
に進行しますと声門ガンと同様に呼吸困難などの症
状を示します。
声門下ガンの場合は、進行するまで無症状であるた
め、発見が遅れがちとなります。
喉頭にガンなどの所見がなく嗄声が持続する場合は
甲状腺、食道の精密検査を行うことが大切です。
声門ガンは頸部のリンパ節転移が少ないのに対し、
声門上ガンではリンパ節転移を多く認めます。
まれに頸部リンパ節のはれが初発症状で病院を受診
し、声門上にガンが発見されることもあります。これは、
声門でガンは自覚症状が早期より出現するた
め、早期に発見される場合が多いことの他に、喉頭
の構造的特徴によると考えられます。
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